使い方は無限大。サブギガヘルツ帯Wi-Fiが普及するとホームネットワークの概念が変わる

By | 2016年1月13日

この規格はむちゃくちゃ楽しみ。「IEEE 802.11ah」が便利すぎて、いろんなサービスが出てきそうな予感。

従来のWi-Fiで使っているIEEE802.11 WLAN(Wireless Local Area Network、ワイヤレスローカルエリアネットワーク)が2.4GHzと5GHzの周波数帯で動作するのに対して、IEEE802.11ahは、1MHzと2MHzを使い、距離(カバー範囲)を延長する規格です。

無線性能の目標として屋外の IoT/M2M通 信 を 想 定 し,1kmま で の 伝 送 距 離 と 150kbps以上の転送速度が設定されています。

伝送距離1kmですよ。ベストエフォートだとしても、隣の家とかは余裕でカバーできるはず。

これが実現すると、今までのホームネットワークという概念が変わります。

ホームユースのWifiのカバー範囲はせいぜい自宅の内部だけで、よほど窓際にWifiルーターを置かない限り、家から外に出るとWifiは使えなかったですが、IEEE802.11ahは、玄関先は余裕、数軒隣の家くらいであれば自宅のWifiルーターに接続できるようになりますよね。

スゴイ世界ですよ。

そもそも、IEEE802.11ah自体がIoTを想定しているということもあって、ホームネットワークに、例えば自宅の防犯カメラだとか、屋外の様々なセンサーやデバイスが接続できることになります。

勿論従来の屋内のWifiとしても使えるので、スマホから屋外の防犯カメラを直接制御したり、IoTに対応した自動車のナビに自宅からアクセスしたり、カーオーディオのMusicデータを入れ替えたりといった、内と外の間の連携が可能になります。

さらに言えば、数十~数百件(例えば、マンションなど)程度で1km範囲内の人は同一のネットワークにアクセスできるので、セキュリティやプライバシーをどう保つのかという課題はあるものの、その地域コミュニティだけに特化した様々なサービスが提供されるようになることが予想されます。

DropBoxやらGoogle Driveといったストレージサービスが、個人もしくはGoogleのgroupに登録されたメンバー間でデータのシェアが可能なのに対して、コミュニティ向けのストレージサービスは、例えば、XX町に引っ越してきたらその街の共有サーバーに接続可能になるようなイメージです。

そこには、そのコミュニティの知のデータベースが蓄えられていて、要は、ワールドワイドなインターネットで管理する情報としてはあまりにもその地域に特化しすぎているような情報で、かつ、セキュリティやプライバシーを保つ必要があるようなもの。

  • その地域の住人の住所録
  • 地域のハザードマップや緊急避難場所の掲示
  • 商店街のイベント案内
  • 小中学校児童の研究発表
  • 学校行事(運動会など)のプログラム発表
  • 地域のバレーボールやフットサルのメンバー募集
  • 地元のスーパーの特売情報
  • 地域の高齢者見守りサービス(安心・安全を皆でシェア)

などなど。

恐らく、今までは、その地域の有力者(例えば町内会会長や歴代のPTAの会長のような立場の人々)がその人脈を活用してコントロールしていたようなコトやモノがIEEE802.11ahのネットワーク上に形成されるのではないかと思います。街や村の単位ではなくてもう少し小規模(小学校の学区くらいの規模)な「サークル」のようなグループをイメージしてます。

最初は勿論ホームユースだと思いますが、2016年中には対応機器が出てくるということで、今からとても楽しみです。

 


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