【ネットショップ】タダで写真を綺麗に加工する方法

By | 2016年2月14日

ネットショップ用の撮影スタジオの投稿で、GIMPの使い方の問い合わせが多かったものですから、写真の加工について整理しておこうと思います。そのうち私も老眼が入ってきて編集できなくなると思うので、そのときはこの投稿を見せて子供たちに手伝ってもらおうかな。

ちなみに、前回の投稿はこちら。

なるべくお金をかけずに綺麗に撮りたい!自作撮影スタジオに必要なアイテム5選

ネットショップ用の写真を綺麗に加工したいけどやり方が分からない。という方の参考になれば嬉しいです。

 

 

GIMPとは

今日使う編集ソフトはこれ。

GIMP

https://www.gimp.org/

GIMPってなぁに。

Wikipediaより

フリーソフトでありながら有料のグラフィック編集ソフトウェアと比べても遜色のないレベルの機能を備えている。レイヤー、トーンカーブ、ヒストグラム、画像の形状からの切り抜き、ブラシエディタ、パスの編集、多種多様なプラグインなどに加え、モザイク編集や、アニメーション合成(GIFアニメーション)を行うなどといったフィルタ機能も数多く備えており、これ一つで、コンピュータ上のほとんどの画像編集は行える。しかし多機能性を外部プラグインやスクリプトなどに頼っているため起動時の読み込み量が多く、時間がかかる。

もともとウェブ用のグラフィック編集を想定して開発されたソフトウェアであるため、CMYKカラーをネイティブサポートしていない[1]など、本格的な印刷業務には向いていないという面もある。

本格的な印刷業務をするわけじゃないので、これで十分です。

ほとんどの画像編集が行えるソフトをフリーで使えるというのが一番。と言っても、写真を綺麗にするだけなら、ほとんどの画像編集機能は使わないので安心してください。

インストールは簡単で、Windows版もMac版も用意されているので、ポチっとすればあとは勝手にインストールしてくれます。

窓の杜とかからどうぞ。

http://www.forest.impress.co.jp/library/software/gimp/

余談ですが、GIMPはもともとUNIX上で開発されていた画像編集ソフトで、私が学生時代はWindows版は無かったです。昔はソースからコンパイルして使ってました。

 

起動

GIMPを起動すると下のようなウィンドウが開きます。メニューやボタンを見るとクラクラしそうですよね。ここでは1つ1つの説明は無しで写真の加工に使う機能だけ説明します。

GIMP起動

GIMP起動

ウィンドウの中央のグレー部分に、編集したい写真(の画像ファイル)をドラッグ&ドロップしてファイルを開きます。「ファイル」メニューから開くこともできますよ。

編集する写真を開いた

編集する写真を開いた

写真を開いたところです。

暗いですねー。家の中で撮影する宿命というか、照明当ててもこれですからね。折角のお弁当もマズそう。

このままネットショップにUpすると、客が離れること請け合いです。

 

明るさを調整する

とにかくこの暗ーい写真を明るくしてやらないと始まりません。屋外で撮影するならまだしも、家の中で十分な光量で撮影するのはむちゃくちゃ難しいですから、明るさの調整方法だけでも知っておくと、これから先も便利ですよ。

「レベル」メニューを探せ

「レベル」メニューを探せ

「色」メニューから「レベル」メニューを選んでクリックしてください。

何やら出てきたぞ

何やら出てきたぞ

何やらダイアログが表示されました。入力レベルとか、出力レベルとか色々表示されてますけど、やることは橙色で囲んだスポイトの絵のボタンをクリックします。スポイトをクリックするとマウスのポインタがスポイトに変化するので、そのまま写真のなかの被写体の「白」い部分をクリックします。

すると、あら不思議、

全体的に明るくなりました

全体的に明るくなりました

明るくなりました。レベル調整前の写真と比べると違いは一目瞭然です。でも、まだ画面の右端のほうに影のような部分が残ってますね。次はこいつを綺麗さっぱりしてやります。

 

被写体の切り出し

背景の基本は白です。白にしておけば後から好きなように加工ができるようになります。好きな色をつけたり、他の写真や画像と重ねて表示させたり。加工の自由度が格段に上がるので、背景色は白にしましょう。

レベルを調整して全体的に明るくなりましたが、背景の一部に影のような部分が残っています。次はこの影を含めて被写体を切り出します。

ファジー選択を使うよ

ファジー選択を使うよ

被写体の切り出しには、上の橙の枠で示した「ファジー選択」を使います。

このファジー選択というのが便利で、クリックした場所の画像の色や明るさに似た領域を自動判別してくれるツールです。なんのことだか分からないという方は「ファジー選択」をクリックして、「背景のどこか」を適当にクリックしてみてください。

被写体との境界を認識したよ

被写体との境界を認識したよ

上の写真の橙色の線で示したように、拝啓と被写体との境界を認識してくれたでしょうか。実際には、橙色の線ではなくて点線のようなもので境界が表示されます。境界が上手く認識されないときは、「しきい値」を調整してみてください。

しきい値を調整

しきい値を調整して境界を認識させる

しきい値は、同じ領域と認識する値の範囲を指します。イメージですが、この値が40のとき、拝啓の白い部分をクリックした場合の例で説明します。白はRGBの値に直すと(255,255,255)という値をとるので、(255 – 40, 255 – 40, 255 – 40)という値(色はグレー)までは「同じ色」の領域として認識するわけです。

上の写真の場合、40に設定しています。背景の白に対してグレーの部分は「同じ色の領域」として、青い巾着やランチョンマット、黒のお弁当箱は40を超えるので、「違う色の領域」として認識してくれるわけです。

こうして被写体の境界を認識した後は、おもむろに「Del」キーを押してください。

背景の影が付いた部分が消えましたか?

背景が真っ白

背景が真っ白

このままネットショップに掲載しても全く違和感ないと思います。

被写体が明るい色が多い場合、「ファジー選択」でいくらしきい値を調整してもうまく境界を認識しないかもしれません。慣れるまで試行錯誤してみてください。

 

他の画像と重ね合わせる

次は、他の画像(写真でもなんでも)と重ね合わせてみます。気に入った背景画像と重ね合わせると、より一層写真が引き立ちますよ。

レイヤーを追加

レイヤーを追加

重ね合わせたい画像ファイルを新しい「レイヤー」として開きます。写真の上で右クリックメニュー「ファイル」から「レイヤーとして開く」を選択します。読み込みたい画像を選択すると下のようにファイルが開きます。

あれ?さっきまでの写真は?

あれ?さっきまでの写真は?

せっかく加工した写真が見えなくなりましたが、安心してください、後ろに存在してますよ。

右上のほうに先ほどまでの写真と今回読み込んだ画像のアイコンが表示されているのが見えるでしょうか?これが、「レイヤー」と呼ばれるもので、別々のキャンパスを示しています。上から重なって表示されるので、今は一番上(アイコンの順番)の画像が表示されているというわけです。

レイヤーの順番を変える

レイヤーの順番を変える

このレイヤーの重なりの順番を変えてやります。右クリックメニュー「レイヤー」から「重なり」→「レイヤーを最背面へ」を選択してやります。

レイヤーの順番が入れ替わった

レイヤーの順番が入れ替わった

すると、先ほどまでの写真が表示され、右上のアイコンの順番も入れ替わりました。

次にこの写真のレイヤーを選択します。右上のアイコンをクリックして選択状態にします。

レイヤーを選択状態に

レイヤーを選択状態に

クリックすると青くマークされますね。これでこの写真のレイヤーが選択されました。

この拝啓の部分に木目調のデザインを重ねたいと思います。そのために、「アルファチャンネル」という機能を使います。アルファチャンネルというのは、要は透かしです、後ろのレイヤーの画像を「透かし」て表示させる機能です。

アルファチャンネルの追加

アルファチャンネルの追加

アルファチャンネルを追加するためには、右クリックメニュー「レイヤー」から「透明部分」「アルファチャンネルの追加」を選択します。この状態で、「Del」キーを押してみてください。

無事に、後ろの画像が表示されましたか?

画像が重なって表示された!

画像が重なって表示された!

こんな感じです。あとは、巾着の紐の部分にも穴が開いていて、背景の白になっているので、そこも切り取ってやります。

紐の穴の部分も透けた

紐の穴の部分も透けた

これで加工はすべて完了しました。

 

他のファイルに書き出す

最後にPNGやJPEGのような他の画像ファイルに書き出します。

Export

Export

「ファイル」メニューから「Export as」を選択して、好きな画像ファイルのフォーマットを指定します。これで完成です。

完成!

完成!

どうでしたか?「ファジー選択」に慣れるまで少し大変ですが、一度慣れてしまうと、一枚処理するのに数分で終わってしまいます。ネットショップに載せる写真は売り上げにも直結するとても大切なコンテンツなので、GIMPの使い方をマスターして、綺麗な写真を作ってみてください。

 


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