【書評】 仕事に効く教養としての「世界史」

By | 2016年5月6日

歴史が苦手だった子供の頃

歴史=暗記だから嫌いという人多いんじゃないかなぁ

 

自分も中学時代、日本の歴史は苦手だった

高校では、世界史/日本史/地理の3つから選択できて(世界史も必修ではなかった)、躊躇なく地理を選択したんだ

 

ほら、世界史も日本史も、「暗記」の教科という先入観が強くて、実際に受験のためにはそうだと思うんだけど、記憶力には全く自信のない自分はそもそも地理を選ぶしかなかった

 

「歴史は過去の話じゃん。地理って、「今」の話だから、将来色々役に立ちそうじゃない?」

 

みたいな話を、同じように歴史の暗記が苦手な友達としょっちゅうしてた気がする

この本で学んだこと

中学卒業レベルの歴史の知識で読んだので、ほぼ丸ごと一冊が自分にとって新しく学んだことといっても間違いじゃない

印象に残った内容としていくつか書いておく

 

ヨーロッパの国々(特にイタリア/イギリス/フランス/ドイツ)の成り立ち

自分の中では、巨大なローマ帝国から、どうしてドイツやフランス、イタリアといった国が出来たのか、その歴史は全く知らなかったんだよね。。世界地図を2枚並べて、昔) ローマ帝国 ⇒ 今) EU って、一瞬でタイムスリップできる!

でも、実際はキリスト教がローマ帝国の広がりと深く絡んでいたという事実や、ローマ帝国は衰退するにつれて西ローマを切り捨てたりというような流れがあった上で、西ローマが次第に分裂してヨーロッパの国々が出来ていったんだ

歴史は深いね

 

東インド会社の正体

ずーと謎だったんだよ。歴史の中で突然、「会社」という単語が出てくるから物凄い違和感があって記憶にも残ってるんだけど、中学レベルの歴史の授業では「東インド会社」とはってことはほとんど学ばないよね。

「東インド会社」は、オランダ(ネーデルランド)が1602年に設立した、国家の特権を持った株式会社のような組織で、遠い祖国から離れていても円滑な行動ができるように外交権と軍事権を持ち、独自の判断で動ける国家の代行機関だったそうだ

あれっ?東インド会社はイギリスが作ったんじゃないの?

東インド会社は、各国にあったんだそうな(イギリスはもちろんフランスとかにもあったらしい)

 

アメリカの自由の女神はフランスが送ったものだった

イギリスとフランスって、日本人から見ると、中のよいEUの中の先進国って感じなんだけど、歴史的には、イギリスとフランスって戦争してた期間がむちゃくちゃ長いのね。その歴史や、ナポレオンが興したフランスという国の総体を知ると、フランスがアメリカに「自由の女神」を送ったのが妙に納得できた

 

中国の明は鎖国状態だった

清は有名だけど、明の話ってあまり勉強した記憶がないんだよなぁ

鎖国状態だったというのは初めて?知った

鎖国状態だとすると、その当時の文献といったものは他所には出ていかなかったんじゃないかな

明のダークな歴史を学んだよ

 

この本は仕事に効くというタイトルがついているけど、作者も書いているようにビジネスで使えるようなノウハウは一切書かれてないです

負け戦をニヤリと受け止められるような、骨太の知性をみにつけてほしいという思いからでした。そのことはまた、多少の成功で舞い上がってしまうような幼さを捨ててほしいということでもありました。「自分が生まれる前のことについて無知でいることは、ずっと子どものままでいること」なのです。


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