スヌーピーの価値って

By | 2015年5月28日

前回、スマホというデバイスが実は万能ではなかったということの実体験を書きました。

結局、人は、その時々で常に最適なものを選択する傾向があるということでした。これからますます、デバイスのパーソナライズ化、デバイスの『一点もの』が進んでいくと考えています。

こうして考えてみると、前々前々回くらいに書いた『スヌーピー人気』の理由が少しわかる気がします。うちの娘はスヌーピーが好きなのですが、その理由として次のようなことを挙げました。

  • コレクター心をくすぐる品数(グッズの数、シールの種類)
  • 手ごろな大きさ(筆箱に入る、ポケットに忍ばせられる)
  • 安い(子供お小遣いで買える)

スヌーピーというキャラクターは唯一無二のもの。誰が買っても、そのモノがニセモノでなければ、それは皆が知っている”ホンモノ”のスヌーピーです。スヌーピーの量産タイプです。

これらを、『一点もの』という視点でみるとどうでしょうか。

グッズの種類や品数の多さは、娘にとっては自分の好きなスヌーピーワールドを作ることができることになります。学校にもっていくためのスヌーピー in 筆箱とか、一面関連グッズで埋め尽くされたスヌーピーキッチンとか。

手ごろな大きさは、そのまま、空間の自由に直結します。熱心なコレクターからすると、あまりに大きなグッズは、場所をとるばかりでちっとも嬉しくないのです。集めることに楽しみを見出すのに、大きすぎてしまい、2個3個集めたら置く場所がなくて無理となってしまっては、これ以上、グッズの売り上げも伸びませんし、いつかは売り上げも頭打ちになってしまいます。。

そして最後は安いということ。スヌーピーだけではなくて、ディズニーのキャラクターやサンリオのキャラクターも同じです。ある程度の安さがないと、子供たちも自分の好きなグッズをお小遣いで買え揃えられなくなってしまいます。

こうしてみると、スヌーピーも実は『一点もの』に見えませんか?まるで、小さな子供が、着せ替え人形で遊ぶかのごとく、うちの娘は、スヌーピーグッズをとっかえひっかえ、筆箱に詰めて学校に向かいます。その筆箱の中身は、娘のお気に入りのチョイスであり、『一点もの』なんです、

このモデルに当てはまる最高に適当な事例が、スマホのアプリです。

スマホアプリ、みなさんは何を使っていますか?定番モノのFacebookやTwitterは入ってますか?ちょっと変わり種のアプリが入ったりしてますか?

よほど、スマホを割り切って使っているという人でなければ、その人の好きなゲームアプリが入っていたりするでしょう。そうです。まさにスマホアプリの場合、アプリによってスマホがパーソナライズ化されたと考えられるのです。

他にも、従来のパソコン用のアプリと比べて、スマホアプリは、格段に小さなプログラムコードで済みます。ユーザーからすると、無駄な巨大アプリでスマホの貴重なリソースを消費してしまうことなく、様々なアプリをサクッと使ってみて、良ければ採用という非常にシンプルなアプリの探索が実現しました。

そして最後は安いこと。アプリによっては¥1000オーバーのものもありますが、ワンコインで終わるアプリのほうがまだまだ圧倒的に多いです。この安さも、また、品数の多さやよりコンパクトなプログラム設計につながる鍵だと考えられるんです。

スヌーピーは『一点もの』が可能なんだよ。と認知させるのに必要な条件は何でしょうか。

それは、『メーカーが余計な話をしない』ことだと思います。スヌーピーで言うと、キャラクターの基本設定はまだよいとしても、スヌーピーのエントリ Vol.1でも書いたような、スヌーピーの黒い歴史なんかは余計な情報だと思います。

娘がその黒い歴史を”理解してしまうと”、娘にとってのスヌーピーワールドはきっと崩壊してしまうでしょう。かわいいはずのキャラなのに、という裏切りに加えて、そんなキャラクターには『一点もの』の価値がゼロ(他のスヌーピー好きな人にとっての価値もゼロ=飽きられてしまう)になってしまうからです。中には、そんな黒歴史をもつスヌーピーに余計に愛着や親近感を抱く人もいるのでしょうが、ごくわずかだと思います。

キャラクター商売に必要なこととして、『メーカーが余計な話をしない』ことはとても重要です。

大人気のふなっしーやのびーる君も、どうかこれ以上、素顔やプライベートな情報をさらさないように、いつまでも梨の妖精と納豆の妖精として居てください。

あまりベラベラおしゃべりすると、そのうち、、『ドーン』となりますよ。。

 


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