ハード屋さんとソフト屋さん

By | 2015年2月13日

仕事で出張に行っていたので、久しぶりのブログ更新です。

今日は、「ハード屋さんとソフト屋さん」というタイトルで書いてみたいと思います。ここで言う「ハード屋さん」とは、主にハードウェア記述言語を駆使して、論理回路設計をする人。「ソフト屋さん」とはいわゆるプログラミング言語(C言語やらJavaやら)を使って、様々なアプリケーションソフトウェアを開発する人です。

同じような、「言語」を使って「ハードウェアやソフトウェアを実装」するんですが、その開発環境は全く違います。

何が違うって?

それはお金のかかり具合です。ソフト屋さんの開発環境は、私のように本業がハード屋さんであっても、全くお金をかけずに流行りのAndroidやiPhone等のアプリを作る環境を立ち上げて、(やる気を出して勉強すれば)アプリを作れちゃいます。しかも、自分のスマホやタブレットを使ってテスト(動作確認)もできちゃいます。

しかし、

ハード屋さんの開発環境はそうは行きません。まず、なんといっても、作った回路を動作確認するためのハードウェア(FPGAやら基盤やら、ディスプレイやらネットワークやら)がないと、動かすこともできません、何かとお金がかかります。

この開発環境にかかるコスト差は、ハード屋さんとソフト屋さんのエンジニアの層の厚さに現れてきます。巷には、アプリ開発で稼いでますとか、あのMicrosoftでさえ、企業勤めの人だけでなく、広く個人のソフト屋さんを対象に、アプリ開発のセミナー(講習会)を定期的に開催していたりと、ソフト屋さんのコミュニティって結構オープンに展開されてます。一方、ハード屋さんの世界は、、ほとんど聞かないんですよね。会社勤めのサラリーマンはその腕にかかってますから、実務を通してえられたノウハウは出したくない。本屋にいってもソフトウェアプログラミングの本と、ハードウェア開発言語(VerilogやVHDL)の本では、一目瞭然、数が全然違います。ソフトウェアプログラミングの本のほうが圧倒的なボリュームです。

お金がかかってしまうと、どうしても個人の趣味でやってみるのにも限界があって、お金のある会社でないとということになってしまい、それがますます、閉鎖的なコミュニティを産んでいるという悪循環になってる気がします。会社を超えたコミュニティも少なく、人の流動性もほとんどありません。

会社の外の世界を知らなくても、仕事が出来てしまう。自分のスキルレベルが、業界標準からみて高いのか、低いのか、ハード屋さんはほとんど意識したことがないんじゃないでしょうか?ソフト屋さんは、例えば、スマホのアプリやパソコンのソフトでその技術レベルの差を日常的に感じます。

このような、社内で飼いならされたハード屋さんは、自身の技術レベルが、(人件費の安い)海外のエンジニアにも負けていることに気が付かないまま、年を取っていきます。そして、会社全体がそんなハード屋さんばっかりになって…。

と、最近想像したぞっとする世界が、実は今の日本における家電業界のなれの果てなのかなと思いました。

 

 

 


スポンサードリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です